COLUMN 不動産売却コラム

2026/06/15(月)

離婚に伴う不動産売却の流れと注意点

離婚をきっかけに不動産売却を考える場合、通常の住み替えとは違い、感情面だけでなく名義・住宅ローン・財産分与まで整理する必要があります。家は現金のように簡単に分けられないため、話し合いを後回しにすると、離婚後に連絡が取りづらくなったり、ローンや保証の負担だけが残ったりすることもあります。大切なのは、売る・住み続けるを決める前に、現在の状況を正しく把握することです。

離婚時に不動産売却を検討する理由

離婚に伴い自宅を売却する大きな理由は、財産分与をしやすくするためです。不動産を現金化すれば、売却代金から住宅ローンを完済し、残った金額を夫婦で分ける流れを考えやすくなります。どちらか一方が住み続ける方法もありますが、その場合は所有名義や住宅ローン名義、連帯保証の扱いを慎重に確認しなければなりません。

特に注意したいのは、家の名義と住宅ローンの名義は必ずしも同じではないという点です。夫婦共有名義、単独名義、ペアローン、連帯保証など、契約内容によって売却の進め方は変わります。

売却前に確認すべきこと

まず確認したいのは、不動産の所有名義、住宅ローンの名義、ローン残高、現在の査定価格です。共有名義の場合、原則として名義人全員の同意がなければ売却は進められません。また、住宅ローンが残っている場合は、売却代金で完済できるかどうかが重要です。

査定価格がローン残高を上回る状態をアンダーローン、下回る状態をオーバーローンといいます。アンダーローンであれば、売却代金でローンを完済し、残った金額を財産分与する流れが取りやすくなります。一方、オーバーローンでは不足分の支払い方法や金融機関との調整が必要になるため、早めの相談が欠かせません。

離婚に伴う不動産売却の流れ

一般的な流れは、まず不動産会社に査定を依頼し、現在の売却見込み額を把握することから始まります。そのうえで夫婦間で売却方針を決め、不動産会社と媒介契約を結び、販売活動へ進みます。購入希望者が見つかれば売買契約を結び、引渡し時に住宅ローンを完済し、抵当権を抹消します。売却後に残ったお金があれば、事前に決めた内容に沿って財産分与を行います。

このとき、売却代金の分け方や諸費用の負担を口約束で済ませるのは避けましょう。合意内容は書面に残しておくことがトラブル防止につながります。必要に応じて弁護士や司法書士などの専門家に確認することも大切です。

トラブルを防ぐための注意点

離婚時の不動産売却では、「相手が同意してくれない」「査定額と実際の売却価格が違った」「離婚後も連帯保証が残った」といったトラブルが起こりやすくなります。査定額はあくまで売却予想価格であり、必ずその金額で売れるとは限りません。売り出し価格だけでなく、売却期間や値下げの可能性も考えておく必要があります。

また、離婚後に不動産の話し合いを進めると、相手と連絡が取りづらくなる場合もあります。可能であれば、離婚前から査定やローン残高の確認を進め、売却方針を整理しておくと安心です。不動産売却は感情ではなく、数字と契約内容をもとに冷静に判断することが大切です。

離婚に伴う不動産売却は、価格だけでなく、住宅ローン、名義、財産分与、今後の生活設計まで関わる重要な手続きです。早い段階で現状を把握し、夫婦間で合意内容を整理しておくことで、余計なトラブルを防ぎやすくなります。地域の相場に詳しい不動産会社へ相談し、無理のない売却計画を立てましょう。八潮市・三郷市周辺の不動産売却なら「エンクル売買専門店」にご相談ください!

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